― 歯科コンサルタントが教える「数字が苦手でもわかる経営改善の考え方」 ―
「数字が苦手でよく分からない」
「試算表を見てもピンとこない」
歯科医院の院長から、こうした声をよく聞きます。
しかし歯科コンサルタント/歯科経営コンサルタントの現場では、
数字は“分解するだけ”で一気に理解できるようになる
とお伝えしています。
実は、歯科医院経営の数字はとてもシンプルです。
なぜ数字は難しく感じるのか
多くの歯科医院では、
- 売上
- 利益
- 人件費
といった“結果”だけを見ています。
そのため、何が原因なのか分からない
状態になります。
数字は分解するとシンプルになる
例えば、売上が伸びない
という問題があったとします。
これをそのままにしていても、改善できません。
そこで分解します。
■ 売上の分解
売上 = 患者数 × 単価
さらに分解すると、
患者数 = 新患数 + 再来院数
単価 = 保険診療 + 自費診療
ここまで分解すると、
どこに問題があるかが見えるようになります。
さらに一歩踏み込む(実務レベル)
ここからが重要です。
例えば、新患が少ない場合は、
- 問い合わせが少ないのか
- 予約率が低いのか
- 来院率が低いのか
まで分解します。
再来院数が少ない場合
- キャンセル率が高い
- メンテナンス移行率が低い
単価が低い場合
- 自費率が低い
- 提案力が弱い
ここまで分解すると、やるべきことが明確になるのです。
人件費も分解できる
「人件費が高い」という問題も、
そのままでは解決できません。
分解すると、
- 人数が多すぎる
- 配置が非効率
- 生産性が低い
といった原因が見えてきます。
採用ではなく改善で解決できるケースも多い
のが現実です。
分解の3ステップ
歯科医院経営では、以下の3ステップで分解します。
✔ ステップ①|結果を確認
- 売上
- 利益
- 人件費
✔ ステップ②|構造に分解
- 売上=患者数×単価
- 人件費=人数×給与
✔ ステップ③|原因まで落とす
- 新患が少ない
- 自費率が低い
- 生産性が低い
ここで初めて改善ができる
分解できる医院は強い
歯科コンサルタントの現場では、
分解できる医院ほど
- 改善スピードが早い
- 無駄な施策が減る
- 結果が出やすい
という特徴があります。
数字が苦手でも問題ない
ここでお伝えしたいのは、高度な知識は必要ない
ということです。
大切なのは、分解して考える習慣です。
まとめ|歯科医院経営は「分解」でシンプルになる
歯科医院の数字は、
そのまま見ると難しく感じます。
しかし、
→ 分解する
→ 原因を特定する
→ 行動に変える
この流れを作ることで、
経営は一気にシンプルになります。
脱・ノープラン歯科経営とは、
複雑な問題をシンプルにする経営です。
その第一歩が、数字の分解です。

次回予告|歯科医院の数字はどこまで細かく見るべきか?
数字は分解すれば良いといっても、
「どこまで細かく見ればいいのか?」
と悩む方も多いと思います。
細かくしすぎても、
逆に分かりにくくなることがあります。
次回は、
「歯科医院の数字はどこまで細かく見るべきか?」
について解説します。