10/12(木)、特定社会保険労務士の太田先生をお迎えして「なぜ歯科医院に人事評価が必要なのか?」セミナーを弊社のセミナールームで執り行いました。
弊社にご来社いただく歯科医院の院長先生方だけでなく、多くの先生方からのご要望にお応えしてZoomで同時配信をするハイブリッド方式での開催でした。
社会保険労務士法人太田労研の代表太田先生による自己紹介から始まったセミナーでしたが、とても分かりやすいお話しの中にも、「人の評価つまり《人を点数化》することがいかに困難なことなのか」という重たいテーマを、聴講される院長先生ひとりひとりにそっと手渡す様な静かな緊迫感が漂う時間でした。
歯科医院の評価制度の失敗事例を紹介していただきながらも、失敗しないためのヒントが数多く折り込まれていました。
歯科医院にとってとても大切な数字 → 10%
この数字は、スタッフの離職する割合の目処だそうです。大きくなるほど辞める人が多いことになりますが、歯科医院の定着率の目処は10%以下にすることだそうです。
また、人事制度の3つの柱は【評価制度】【賃金制度】【等級制度】であるとして、それぞれの制度を事例を含めて分かりやすく説明していただきました。
私は経営トップの人間ではなくスタッフのひとりですが、スタッフとしても有益なお話がありました。
それは、スムーズな対話のための席の位置は、対面ではなく90度の位置関係が良いそうです。
『評価システムの目的は、スタッフを成長させること』
『目的思考の人と手段思考の人との違い』
中味の濃いあっという間の90分でしたが、スタッフである私でも刺さった言葉が多々ありましたので、さぞかし聴講された院長先生方にはずっしりと重く響いたのではないでしょうか。
_________________________
クオリアグローバルマネジメント株式会社
ブランディングアドバイザー 下尾邦之