デザインとマネジメントの融合教育
Qualia Global Management 株式会社では、9月9日から12日にかけて美術大学の学生を迎え入れるインターンシップを予定しています。これは、当社の教育支援ビジネスの一環であり、昨年度の産学連携プロジェクトに続くプログラムとして企画されました。
現在、起業はキャリアの選択肢としてますます重要になっていますが、多くの芸術大学ではビジネスや経営の教育が不足しています。しかし、ネット社会の今、デザイナーやアーティストがビジネススキルを持つことの重要性はかつてないほど高まっています。
このインターンシップでは、デザイナーにビジネスと経営を学ぶ機会を提供することを目的としています。プログラムはデザイン演習とマネジメント演習の二本柱で構成されており、Qualia Global Management 株式会社のビジネスモデルに即した内容となっています。
当社はコンサルティング会社でありながら、デザインやクリエイティブを担当する組織を内包しています。この特徴を活かし、デザインとビジネスの両面から学生の成長を支援します。
プログラムの概要
デザイン演習
プロの現場で行われているデザインのノウハウを学び、実際のプロジェクトを通じてプレゼンテーションやクリエイティブのスキルを磨きます。「感性の整理術」や「BAMap®理論」を取り入れた実践的な演習も含まれます。
将来的には、歯科のユニットや治療機器のデザインを課題として取り入れる企画も考えています。その際には、実際に使用する歯科医の先生をゲスト講師として招き、ユーザー視点からの貴重なアドバイスを頂きたいと思います。
マネジメント演習
マネジメント演習では、ビジネスの基礎知識から実践的な経営スキルまでを幅広く学びます。
まず、ブランド構築の基本概念を学び、実際の企業のブランディング戦略を分析することで理論と実践を結びつけます。また、インタラクティブなマネジメントゲームを通じて、経営戦略の立案と実行、リーダーシップ、意思決定の重要性を体験します。
さらに、企業視察では、実際のビジネス現場を訪問し、現場のマネジメントや業務の流れを学びます。これにより、教室では得られないリアルなビジネスの現場を体感し、理論と実践のギャップを埋めます。
最後に、学生は自身のデザインプロジェクトやビジネスプランをプレゼンテーションする方法を学び、最終日にはその成果を発表し、実践的なフィードバックを受けます。
このインターンシップは、デザインスキルの向上だけでなく、ビジネスの視点から自分自身のキャリアを考える絶好の機会です。創造力と経営力を兼ね備えた次世代のデザイナーを育てることを目指しています。
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ブランディングアドバイザー
下尾邦之