デザイナーコラム

歯ブラシ1本で変わる未来

投稿日:2024年7月31日 更新日:

特許庁のデータによると、特許・実用新案権が審査請求前の公開特許を含めて8311件、意匠権が2136件、商標権が60件存在します。これらのデータから、歯ブラシに関する技術やデザインの革新が活発であることがわかります。
未来のAI時代では、もしかするとスマホと連携した歯ブラシが登場し、患者と歯科医の先生や衛生士さんとの関係が一層深まるかもしれませんね。そんな理想的な未来を思い描いてみましょう。

未来の歯ブラシ《スマート歯ブラシの登場》!

スマホと連携した歯ブラシを《スマート歯ブラシ》と名付けましょう。スマート歯ブラシは内蔵されたセンサーとAIを活用して、患者のブラッシング習慣をリアルタイムでモニターします。
スマホアプリと連携することで、ブラッシングの圧力や動き、時間を分析し、個別のアドバイスを提供します。
これにより歯垢の除去や歯茎のマッサージを最適化し、患者の口腔衛生を向上させます。

先生や衛生士さんとしては、患者が正しいブラッシング方法を実践できるようサポートできるため、診療時の指導がより効果的になります。

データのトラッキングとフィードバック

スマホアプリは、患者のブラッシングデータを蓄積し、履歴として表示します。
患者は自分のブラッシング習慣を把握し、改善点を確認できます。さらに、定期的なフィードバックやリマインダーを通じて、習慣の改善を促進します。
先生や衛生士さんはアプリのデータを参照しながら、より具体的なアドバイスを提供でき、患者とのコミュニケーションがスムーズになります。

歯の健康状態の診断

スマート歯ブラシは、歯や歯茎の健康状態を診断する機能を持っていることにします。
例えば、センサーが歯茎の炎症や虫歯の兆候を検知し、スマホアプリにアラートを送信します。これにより患者は早期発見と予防が可能となり、定期検診の重要性がさらに高まります。

先生や衛生士さんは、診断結果に基づいて適切な治療を提案できるため、患者の口腔健康を維持しやすくなります。

パーソナライズドケア

さらに、AIは患者の口腔内の状態や過去のデータをもとに、最適なブラッシング方法や歯磨き粉の選択を提案します。
そのため各患者に合わせたパーソナライズドなケアが実現し、効果的な口腔衛生管理が可能となります。

先生や衛生士さんは、これらのデータを活用して個別のケアプランを立てることができ、より質の高い診療を提供できます。

環境に配慮したスマートデザイン

そして、このスマート歯ブラシは環境に配慮した設計にしましょう。
再生可能な素材を使用し、バイオプラスチックやリサイクル可能な部品を取り入れたエコフレンドリーなデザインです。
また、スマホアプリを通じてブラシヘッドの交換時期を通知することで無駄な廃棄を減らし、環境保護にも貢献します。

先生や衛生士さんとしても、患者に対して環境に優しい製品を推奨できることは大きなメリットですね。

集患対策も収益もバッチリ

スマート歯ブラシは確実に特許を持っているでしょうから、先生が発明したとすると先生の医院でしか入手できません。
これで集患対策はバッチリですね。
しかも他の歯科医の先生とのライセンス契約で収益も莫大にアップします。
実際には、大学や専門の研究機関との共同研究で開発されると思いますが、そのメンバーに先生が関わっていることにしましょう。

いかがでしたか?
妄想に近い遊び心でイメージしましたが、歯科医にとっても我々患者にとっても夢のような未来が実現しそうですね。
歯ブラシ1本で、私たちの口腔ケアはさらに進化し、楽しく、安心して暮らせる日が来るかもしれません。

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ブランディングアドバイザー
下尾邦之

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