こんにちは!歯科経営コンサルタントの安田です。
YouTube第4回目の配信のお知らせです。
クリニックのスタッフ給与は適正ですか?! | 給与額の考え方③
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<動画概要>
皆さんこんにちは、クオリアグローバルマネジメントの渡邉です。
皆さんのクリニックの「スタッフの適正給与」の額を知るために、前回「限界利益率」をお伝えしました。
「粗利」が分からない方は前回の動画をご覧下さい!
それでは本題に入ります。
本日は社員の適正給与の額を求めるために、まずその第一歩、「社員給与分配率」を伝え致します。
まず確認ですが、売上から材料費・技工費等を引いて頂いて、粗利が出るというお話でした。
そして今回の社員給与分配率については、どんな指標かという話になりますが、粗利の中に占める、人件費の割合というのが社員給与分配率となります。
別名「労働分配率」と言うこともありますが、厳密に言うとちょっと色々計算式が違いますので、今回は「社員給与分配率」で統一させて頂きます。
社員給与分配率の求め方については、以下の計算式になります。
社員さんに払っている給与の額÷粗利×100%
社員給与分配率の割合が出ています。
当然これは%で数字が出てくることになります。
概ね、歯科医院さんの場合だと、まず社員さんの中にどんな方が入るか?
というのがポイントになってきます。
社員の給与の額に関しては一般の社員さん、場合によっては専従者の方も入れて計算するのも一つだと思います。
社員さんだけで計算を仮にした場合には、おそらく粗利の中に占める給与の割合が低い歯科医院さんが非常に多いかと思います。
例えばこの計算式を出して頂いた時に、皆さんのクリニックがどうなるか実際計算してみてください。
計算をして頂くと、個人事業の歯科医院さんの場合
10%から20%ぐらいの社員給与分配率で出る歯科医院さんもあるかと思います。
これに関しては、小さなクリニックであればあるほど社員給料分配率が低くて、大きなクリニックであればあるほど社員給与分配率が高いというような数字が出る傾向があると思います。
数字を求めて頂きますと先ほどの通り小さなクリニックさんだと、特に衛生士さんがいらっしゃらないクリニックさんであれば10%ぐらい。
衛生士さんがいらっしゃるクリニックさんであれば20%前後。
そして大きなクリニックさん、もしくはドクターさんを雇ってらっしゃるクリニックさんで言うと35%くらいの数字が出てきます。
それぞれをよく勉強されている先生方は、業界的に、労働分配率=社員給与分配率 になりますが「労働分配率及び社員分配率がうちは20%だから低くていいよね」
という話だったり
「うちは35%だから高いよね」という議論になるケースがあります。
ただこのあとお話をしていくことになる、適正な給与の算出と言う概念でいうとこの社員給与分配率は高い・低いの話ではありません
この社員給与分配率から求めてわかったことは、あくまで利益の中に占めている人件費の割合。
これが、給与が低いからパーセンテージが低いとか
生産性が高いからパーセンテージが低いとか
議論ではございません。
具体的に一つの指標ではなくて、いくつかの指標を並べてみることによって、この社員給与分配率及び労働分配率が一体、先生のクリニックがどんな結果なのかということが分かってくることになります。
そして適正給与の額を算出する上でこの社員給与分配率という数字も非常に重要な指標の一つになってきます
この社員給与分配率のパーセンテージが低いから良い、もしくは高いから悪いという議論では実はございません。
重要なのは、いま自分のクリニック自体がこの社員給与分配率の割合が何%である。という事実を知って頂いてその事実からどう判断するかというのをこの先学んで頂きたいというふうに思っております。
そしてそのまず一つが、適正給与額という算出となります。
実際に皆さんのクリニックで、前年の実績を使って計算してみてください。
次回は「スタッフの生産性から適正給与の額を算出」する。というところを伝えてしたいと思います。
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