戦略MGマネジメントゲームから見えた学び
9月2日から3日間、QGMのインターンシップで学生たちが「会社をつくり、経営を体験する」プログラムを実施しました。戦略MGマネジメントゲームという経営シミュレーションゲームを通じ、数字の裏にある戦略を考え、ホワイトノートに日々の気づきを書き出す。まるでデザインプロセスを回すように、試行錯誤を繰り返しました。

面白かったのは、学生の多くが「経営は想像以上に難しい」「理想と利益は両立が大変」と感じていたこと。
リスクカードで予期せぬ出来事が起きると、彼らは一瞬で“学生”から“経営者”の表情に変わりました。
課題に直面したときにどう判断し、どう行動するかーーこれはまさにデザインにおける問題解決のプロセスと同じです。
また、ホワイトノートでの振り返りは、デザインの現場における「記録して、可視化し、再解釈する」作業と重なります。
最初は「書くのが大変」と感じていた学生が、最終日には「要点を整理できるようになった」と自らの変化を実感していました。

経営もデザインも、正解がひとつではなく、常に選択と調整の連続。
理念と利益をどう調和させるかを考え続けることが、企業を前に進める原動力だと改めて感じます。
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クオリアグローバルマネジメント株式会社
ブランディングアドバイザー/二級知的財産管理技能士
下尾邦之