こんにちは!歯科経営コンサルタントの安田です。
もう今年も残り僅かとなりましたね。みなさまは来年度の計画は立てましたでしょうか?
本日は、先週行いました名古屋市南区にあるおの歯科様の中期経営計画についてご紹介致します。
※お客様にご了承を得て実名で書いております。
おの歯科様は弊社と関わって5年目になります。
2017年からコンサルティング支援開始
2018年7月にリニューアル
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2020年現在に至る
収益は倍以上となり、コロナ禍でも今期も前年よりアップしています!
今期はコロナの先行きが不明瞭の中、夏場にはユニットを1台増設しました。
この状況でも投資に踏み切れたのは、、、
中期計画を毎年立てて、未来思考の経営をされているからです。
中期計画は丸1日使って計画を立てます。じっくり自院の経営と向き合います。
中期計画のスケジュール
1、中期計画の重要性の講義
2、本日の意気込みの発表
3、宿題で考えた中期ビジョンの確認
お昼休憩(クオリアの食卓)
4、数値計画 売上、人件費、経費、投資、借入計画
5年間の損益と資金繰りまで数値として見える化されます
5、行動計画
6、宇宙ボード作成:計画の可視化
4、中期計画を終えての講義
5、決意表明の発表
6、次回単年度計画に向けての宿題確認
中期計画を立てる際に1番大切にしていること
クリニックの存在意義(事業目的)を文章で明確にすることです。
おの歯科様の事業コンセプトは
「食べることは生きること そのためには噛めること すべての人に噛めるをずっと」
歯科治療を通じて、口腔内の健康だけでなく、身体の健康を見据えた治療や予防を提供したい。という想いがございます。
何のために、クリニックが存在するのか?
これを基軸とし、向かいたい方向を定めます。
これがなぜ重要かというと
例えば、月面着陸を目標としているA社とB社がある場合
A社の目的は「子供達に夢を与えたい」
B社の目的は「自社の技術力を世の中に知って欲しい」
目標が同じであったとしても、目的が違うと全く別の会社ですよね。
また目的をベースに目標を考えてみると
A社の目標は月面着陸ではなく「宇宙一周旅行が日常にすること」でも良いかもしれませんし、
B社の目標はもっと壮大な「宇宙まで瞬間移動の実現」になることもあります。
このように改めて目的を考えた時、向かうべき方向が変わってくることもあります。
みなさまはいかがでしょうか?
おの歯科様は、さらにバージョンアップした中期計画を立てることができました。
先生も、「やれる気がするし、やりたい」とおっしゃってくださいました。
計画と聞くと、大変そう・・・面倒だな・・・などのイメージがあるかもしれません。
私たちが中期計画で大切にしていること
先生がこの目標をやりたいかどうかという気持ちです。
ワクワクしてそこに向かいたくなる計画でなければなりません。
よくコンサルタントと聞くと、「アレをやれ、こうした方が良い」などのアドバイスをイメージされる先生が多いかと思いますが、
私たちのコンサルは、この中期計画を中心に、単年度計画(1年計画)を立て、毎月コンサルティングをしていくため、先生の治療方針や考え方と合わないことを無理矢理に推し進めることはありません。
(もちろん、資金不足などの経営改善が必要なケースは別です。)
ポジティブな気持ちが一番前に進む力が強いのだと、多くの先生方を支援していて感じています。
是非、今一度「事業目的」を明確にし、それをベースに来年度の目標設定を考えてみてください!