お知らせ 脱・ノープラン歯科経営

歯科医院の5年生存率から考える「計画」の意味|脱・ノープラン歯科経営コラム⑪

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― 歯科コンサルタントが語る歯科医院経営の現実 ―

歯科医院は安定した業界だと思われがちです。

しかし実際には、
すべての歯科医院が順調に経営を続けられているわけではありません。

歯科コンサルタント/歯科経営コンサルタントとして現場に関わる中で感じるのは、
「続いている歯科医院」と「そうでない歯科医院」には明確な差がある
ということです。

その差を生む要因の一つが、
経営計画の有無です。

歯科医院は本当に安定しているのか?

歯科医院数は全国で約6万件以上。
コンビニよりも多いとも言われています。

一方で、

  • 新規開業は増えている
  • 廃業や承継問題も増えている
  • 地域によって競争は激化している

という現実があります。

つまり歯科医院は、
“安定しているように見えて、競争が激しい業界”
なのです。

5年後に差がつく歯科医院の特徴

歯科コンサルタントの現場では、
5年後に大きく差が出る歯科医院には共通点があります。

それは、

  • 経営計画がある
  • 数字を把握している
  • 組織づくりを意識している

という点です。

逆に、計画がない歯科医院では、

  • なんとなく経営している
  • 問題が起きてから対応する
  • 院長の負担が増え続ける

という状態になりやすくなります。

この違いは、時間とともに大きく広がります。

なぜ歯科医院は「計画」を後回しにしてしまうのか

多くの院長先生が、
「計画は大切だと分かっている」
と感じています。

それでも後回しになってしまう理由は、

  • 日々の診療が忙しい
  • 何から始めればいいか分からない
  • 数字が苦手

といったものです。

歯科経営コンサルタントとして見ると、
この状態が続くことが一番のリスクです。

計画がある歯科医院は「未来から逆算する」

計画がある歯科医院では、

  • 5年後の姿を描く
  • そこから必要な数字を考える
  • 年単位・月単位に落とし込む

という流れで経営を進めます。

つまり、
未来 → 現在で考える経営です。

一方で、計画がない歯科医院は、
現在 → その場対応になりがちです。

この違いが、
数年後の結果を大きく左右します。

歯科医院の生存率を左右するのは「設計」

歯科医院が長く続くかどうかは、

  • 技術
  • 立地

だけで決まるものではありません。

歯科コンサルタントとして多くの医院を見てきた中での結論は、
歯科医院の未来は“設計”で決まる
ということです。

  • どんな医院を目指すのか
  • どんな組織を作るのか
  • どんな数字を目標にするのか

これを明確にすることが、
経営計画です。

まとめ|歯科医院経営は「計画」で未来が変わる

歯科医院は、決して“自然に安定する業界”ではありません。

むしろ、
計画があるかどうかで
5年後の姿が大きく変わる業界です。

脱・ノープラン歯科経営とは、
未来を描き、
そこから逆算して行動する歯科医院経営です。

経営計画は、そのスタートです。

次回予告|本気で良くなろうとする院長に共通する特徴

歯科医院経営がうまくいくかどうかは、
環境だけで決まるわけではありません。

実は、
「伸びる歯科医院の院長」には
ある共通点があります。

次回は、
「本気で良くなろうとする院長に共通する特徴」
について、歯科コンサルタント/歯科経営コンサルタントの視点から解説します。

  • この記事を書いた人

Takuhisa Watanabe

大学院修了後、大手会計事務所にて経営支援部門の立ち上げに携わり、事業拡大支援や中長期の経営計画策定に従事。 2013年にクオリアグローバルマネジメント株式会社を設立し、医科・歯科を中心に多業種の経営コンサルティングを行う。 2015年以降は歯科医院の経営支援に特化し、これまでに500件以上の支援実績を持つ。 医療法人化・MS法人設立および設立後の活用支援を強みとし、節税にとどまらない中長期視点の経営設計・組織づくり・事業承継支援まで一貫してサポートしている。 現在は、大規模歯科医院・歯科グループの経営支援に加え、歯科特化の会計事務所・専門家への指導にも取り組み、歯科業界全体の経営力向上を目指した活動を行っている。

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