こんばんは!
歯科経営コンサルタントの安田です。
YouTube第5回目の配信のお知らせです。
クリニックのスタッフ給与は適正ですか?! | 給与額の考え方④
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<動画概要>
皆さんこんにちは!クオリアグローバルマネジメントの渡邉です。
前回はスタッフの適正給与の額を知るために、社員給与分配率というのをお伝えしました。
クリニックごとに確実に異なる結果が出る指標です。
それなのに、支払う給与はどのクリニックも大体同じくらいというのが実状です。
不思議な現象です。
例えば歯科業界でなく、民間の企業をイメージしてください。
大手の大きな会社、そして同じ同業種の小さな会社があった時に
就職して働く人は同じ給与でしょうか?
確実に違います。
それなのに歯科業界だけ、大きなところ小さなところ、先ほどの社員給与分配率の高いところ低いところ、それぞれあると思いますが大体職種もしくは役割によって給与の額は同じです。
皆さんもこの動画で経営思考を学んで頂き、クリニックの経営に是非活かしてください。
まだ見てない方は、そちらの動画も是非ご覧ください。
それでは本日は適正給与の額を算出するために、スタッフの生産性についてお伝えしていきたいと思います。
突然ですが一つ質問です。
皆さんのクリニックのスタッフ一人あたりの稼ぎは、いくらかご存知でしょうか?
これを求めるのはとっても簡単です。
クリニックの1ヶ月あたりの売上を、スタッフの人数で割って頂ければ、その数字が出ます。
例えばパートさんがいらっしゃる場合は、パートを0.5でカウントしてください。
この時によくお話になるのが、半日いないだとか、長い時間勤務しているだとかそうゆう議論にはなりますが、パートさんは統一して「0.5」で計算して頂いていいと思います。
例えばスタッフ人数が6人いる場合。
正社員が4人 パートさんが2人と言う場合は、カウントが5になります。
パートさんに関しては2人いますが0.5+0.5という計算になります。
これで一度計算してみてください。
弊社のクライアントの場合だと、大体この一人あたりの稼ぎの計算をすると月あたり100万円ぐらいの数字が平均だと思います。
これは大きなクリニック、小さなクリニックによって数字が大きく異なります。
大きなクリニックの場合だと100万円。
小さなクリニックの場合だと130万円。ぐらいの数字が出てくるかと思います。
ただこの数字も一律にクリニックによって違いますので、是非また算出してみて下さい!
そして先ほどの100万円ぐらいの数字が出るというのは、保険診療の割合が大体80%ぐらいの売上で占めているクリニックさんの例になります。
これが自費割合が高ければ高いほど、この数字自体は当然高くなってくる数字になってきます。
続いてスタッフ1人あたりの粗利についての計算になります。
こちらはクリニックの1ヶ月あたりの粗利の額をスタッフの人数で割ってみてください。
先ほどと大きく違うのはクリニック1ヶ月あたりの売上の数字が粗利に変わっております。
売上で人数を割った先ほどの計算とは違い粗利をスタッフ人数で割って頂くという計算になります。
この計算の違いに関しては、粗利で算出しているところがポイントになります。
なぜ粗利で算出するかということになりますが、売上から材料・外注・技工、売上に対して変動してかかってくる経費を引いたのが粗利。
この粗利の額に関しては、クリニックによって数字がバラバラです。
例えばこれをパーセンテージにした時に粗利の額が80%の割合を占めるクリニックさんもあれば、90%の粗利を出すクリニックさんもあります。
そうするとスタッフ一人あたりの稼ぎの数字の部分の粗利の出かたがクリニックによって大きく変わります。
是非、売上の算出はとても簡単なので計算しやすいですが、粗利の方も出して頂きますとより正確な一人あたりの稼ぎというのが出てきます。
そしてさらにスタッフ毎の売上が算出できる場合には、ある特定のスタッフの一人当たりの稼ぎを計算してみてください。
例えば、ある特定のスタッフというのは、代診のドクターであったり、衛生士さんだったりクリニックさんによってはレセプトコンピューター上もしくは売上上、人ごとに売上を管理されているクリニックさんもあるかと思います。
そういった場合にはこの計算ができるかと思います。
そして「ある特定のスタッフの稼ぎ=売上」が算出できた場合。
こんな計算をしてみてください。
ある特定のスタッフの売上高を、ある特定のスタッフの給与で割ってみてください。
そうすると何がでるかというとこれはそのスタッフが売上高対して、何倍の貢献をしたかというのが計算で出てきます。
この計算をして頂いた結果ですが「ドクターの場合は大体5倍以上」「衛生士の場合は大体3倍以上」というのが、1つの基準になってくるかと思います。
もう少し簡単に説明をするのであればドクターの場合は大体自分の給与の5倍以上稼いで頂かないといけない。
そして衛生士さんの場合は大体自分の給与の3倍以上稼いで頂かないといけない。
という計算の意味になります。
これさえわかればスタッフの給与を公平に判断することができると思いませんか?
当然スタッフも納得しやすくなると思います。
でも何故ドクターや衛生士が給与の何倍以上も稼がないといけないのでしょう?
次回はその理由についてお伝えしていきたいと思います
本日はスタッフの生産性についてお話を致しました。
是非チャンネル登録高評価よろしくお願いします